10年振りに改訂する「新TOEIC」攻略のツボ 今までのテクニックではもう解けない

拡大
縮小

リスニングのパート4(説明文問題)でも3(会話問題)同様に、口語でよく登場する「Umm」といった感情を表す間投詞が登場し、話の文脈からそれらの意図を問う設問が出される。

会話「全体」の内容を理解しないと解けない

さらにパート3、4では、下記のような視覚情報(図やグラフ)が紙に書かれた設問も新たに登場する。以下ではパート4の想定問題を掲載する。

画像を拡大
会話と図などを関連づける設問

これは、会話と視覚情報(図など)を関連づける設問だ。上の問いでは、西洋建築の権威であるミルトン教授を招待し、紹介する文章の後に、授業計画の表が掲載されている。

問いは「生徒たちはどこで、ミルトン教授と話すことができるか?」というもの。説明文では「ディスカッション・フォーラムで会話できる」と言及されていることから、(D)が正解になる。これも断片的な単語だけが聞き取れても、会話「全体」の内容に理解が追いつかないと、解けない問題と言えよう。

次ページ文書と図、全体を理解する必要がある設問
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT