「無在庫×IT」という新しいアパート投資企業 急成長のカギは「オーナーのコスト削減」
通常のアパート投資ではディベロッパーが街の不動産屋から土地を購入し、それを顧客へと販売する。その際には、ディベロッパーが土地を購入した時の取得税、また利益分が上乗せされた金額を顧客が払うしかなかった。
しかし現在のインベスターズクラウドが行っているのは、インターネットによって土地所有者とオーナー希望者を直接結びつけるマッチングビジネス。そのため、在庫リスクは存在しない。またユーザーからしてみても二次流通による無駄な手数料が発生しないため、土地の購入費用を抑えることができる。
学習サイトにウェブマガジン
ノウハウをワンストップで提供
インベスターズクラウドの14年度売上高は146億円、本年度は190億円を見込む。引き渡し棟数も本年度は約300棟に上り、来年度は500棟を目指す。
順調に成長するマッチングビジネスに加え、今年9月にはアパート経営に特化した動画オンライン学習サイトとアパート経営ウェブマガジンもオープン。今やアパート投資業にとどまらない新進気鋭のITベンチャーとして、インベスターズクラウドはイノベーションの最先端を走る。
古木社長は「アパート経営は共に歩むパートナーの存在が重要」と語る。決して安い金額ではないアパート投資、だからこそ信頼の置けるパートナーが必要だ。インベスターズクラウドでは顧客満足最大化のため、さまざまなサービスを展開。その一つがマッチングサイトの「TATERU」であり、オンライン学習サイトの「TATERU school」であり、ウェブマガジンの「タテマガ」だというわけだ。
それでは実際のアパート投資はどのような流れで進むのか。またサービスの魅力はどういったところにあるのか。次回はインベスターズクラウドの提供するサービスについて詳しく紹介しよう。
