中高年のキャリアチェンジは「負け組」なのか

「過去の成功体験」を忘れる必要はない!

中高年になって急なキャリアチェンジを強いられても、自暴自棄になってはいけません(写真:wavebreakmedia / PIXTA)

できるだけ楽をしたい。できれば働きたくない。なぜなら、今の仕事は自分には向いていないから……。そんな思いを引きずりながら毎日出社する人たちは、学生から社会人になり切れない若者だけにとどまらず、今や幅広い世代に広がっています。

「自分に合わない仕事で会社に尽くすなんてイヤ、自分の時間を大切にしたい」という思考は、一見、理にかなっているような気もします。ただ実際は、活躍の機会や自分の居場所を見出せないことに投げやりになっているときの、典型的な思考だったりもします。

周囲を恨んでも、状況は変えられない

これらは最近、若い世代よりむしろ40代以降の中高年世代に多く見られる現象になってきました。

バブル時代に大量雇用されたこの年代は、限られた管理職ポストに就けず、宙に浮いてしまうことも少なくありません。その結果、今までまったく経験のない部署や業務に転属になることもあり、それを機にうつ症状を起こしてしまうケースも散見されます。

またこういう場合には、「今までの自分の努力を評価されなかった」という理不尽な思いでいっぱいになり、強い無力感に陥ったり、他罰的な考え方に走ってしまったりする傾向もみられます。

しかし、どんなに会社や周囲を恨んでも、現実が変わることはありません。その状況に、いかに順応していくか。これこそが、その後の会社人生を快適に過ごしていけるかの「分かれ道」になるのです。

次ページ「思い込み」が自分の限界を作っている
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
労基署監督官の告発<br>過重労働がはびこる真因

電通で起きた新入社員の過労自殺事件をきっかけに、働き方への関心が高まっている。労働行政の現場に立つ労働基準監督官3人が匿名で語る「過重労働大国ニッポンをどう変えるか」。