ソーシャルゲームで急成長、名古屋発のITベンチャー「エイチーム」の人材採用最前線

ソーシャルゲームで急成長、名古屋発のITベンチャー「エイチーム」の人材採用最前線

4月4日に東証マザーズに上場した名古屋発のITベンチャー「エイチーム」。同社が2月にリリース、3月に課金を開始したアイフォーン向けゲームアプリの「ダークサマナー」は現在、大ヒット街道を驀進しており、アイフォーンにおけるアプリのトップセールスランキング(アプリの売上高順のランキング)ではトップ5をキープしている(5月23日時点)。

資本提携しているグリー向けのソーシャルゲームも伸びているほか、引っ越しの見積もりサイト「引越し侍」、結婚式の情報サイト「すぐ婚navi」などのライフサポート事業も成長が続く。上場時に公表した2012年7月期の業績見通し(売上高53億2000万円<前期比30.9%増>、営業利益6億9700万円<同55.5%増>)を上回るペースで推移していると思われる(エイチームの詳細は週刊東洋経済臨時増刊『進化する名古屋』を参照)。

 エイチームを率いる林高生社長(右写真)が現在、力を入れているのは人材採用。上場時の目論見書でも公募調達資金3億円のうち、8000万円は人材採用と人件費に充当するとうたっている。実際、毎週水曜日の夜9時からオフィスを開放し、エンジニア募集を行う「水9プロジェクト」を始動。名古屋市の市営地下鉄東山線と名城線で各1編成、車両内の広告をまるまる使って、エイチームの会社紹介、水9プロジェクトの告知を行うなど、ユニークなプロモーション活動を行っている。

今後1年半ほどでグラフィック系を含めエンジニアを一気に倍増させるつもりのようだ。この採用の成否が今後のエイチームの発展を決めるだけに、同社にとって最も重要なプロジェクトといえる。始まったばかりのエンジニア倍増計画の手応え、課題について林社長に聞いた。

 


■地下鉄を2編成ジャックして宣伝

 

--上場してから人材採用はしやすくなりましたか。

最近、名古屋本社以外にも拠点をつくることを検討しているため人材採用担当を増員募集しているのですが1週間で130人の応募がありました。こんなペースで応募があるのは、やはり上場して知名度が上がったからだと思います。

--拠点を名古屋以外につくるわけですね。

まだ検討中なので正式に決まり次第、発表しますが、人材を採用するうえで「名古屋であること」がネックになることも多いため、名古屋以外の選択肢もつくることにしました。こう説明すると東京だと思われるかもしれませんが、東京ではありません。ソーシャルゲーム関連の企業が多く、東京の採用コストは上がっていると聞いているので、東京は避けようと考えています。

新拠点では数十名のエンジニアが働くことを想定しています。新しい拠点ができたあとも、もちろん中心は名古屋です。現在、社員の増加に合わせて本社オフィスの増床も検討しています。

 

 

 

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