関空・伊丹の経営統合、債務軽減の切り札でも、共存共栄は可能か

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騒音問題で長年揺れた伊丹空港。それを解決しようと、当初は阪神沖につくられる計画だった関空。それに自治体が反発し、ようやく泉州沖へつくられたものの、一転、やはり空港は欲しいと建設が強行された神戸空港。関西、神戸両空港は、利用者の利便性よりも、政治が優先してつくられた背景がある。

 負債軽減が第一目的とはいえ、ようやく「旅客のため、関西のため」と動き出した空港経営。さまざまな問題も予測されるが、7月からの経営統合の効果がどうなるか、関空・伊丹の利用者は期待している。
(週刊東洋経済2012年4月7日号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

 

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