壁越しに人を検知!介護に役立つMIT新技術

反射された無線信号から人の形状を検出

カメラを使わなくても、壁の向こう側に誰がいるかわかる(画像はhttp://news.mit.edu/から)

カメラを設置していなくても見えるの?

カメラを使わなくても、壁の向こう側に誰がいるのかを、こちら側から知ることができる技術が開発されていた。

開発したのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピューター科学と人工知能研究室(CSAIL)の合同チームだ。彼らが壁を透視するために使ったのは、Wi-Fiなどの電波だった。

この技術は『RF Capture』と呼ばれるもので、壁越しに反射された無線をとらえて人の状態を知ることができる。

『RF Capture』は、11月2日(展示会は3日から)~5日に神戸で開催された『シーグラフアジア』でも紹介された。

無線で透視するという技術

当記事はFUTURUS(運営:ターゲッティング)の提供記事です

『RF Capture』はどのようにして壁を透視しているのだろうか。

まず、『RF Capture』の装置は、無線信号を発する。そして反射された無線信号から、人の形状を検出するという。もちろん、反射された信号にはさまざまなノイズが入っているが、それらを取り除くアルゴリズムがあるらしい。

 

検出した形状が分析されると、手足の長さなど体型を区別できるという。そのデータが『silhouette fingerprints』(指紋シルエット)として、誰であるかを特定することに使われるのだ。

この、壁の向こう側にいる人が誰であるのかを識別する能力は高い。15人を対象にテストしたところ、約90%の精度で区別できたという。

また、『RF Capture』の透視能力は高く、壁の向こうにいる人が指で空中に描いた線ですらとらえることもできる。

この技術を使えば、たとえば建物の反対側から、あなたの居場所や動き、そしてあなたが誰なのかを確定できるというのだ。

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