新卒未就労者が「パソナフレッシュキャリア社員制度」で再チャレンジ

新卒未就労者が「パソナフレッシュキャリア社員制度」で再チャレンジ

パソナは、新卒未就労者を対象にした就労支援プログラム「パソナフレッシュキャリア社員制度」に5月から参加する新入社員120人の「入社式」を、5月8日にパソナグループ本部で開催した。

「パソナフレッシュキャリア社員制度」とは、大学や大学院、短大を卒業した未就労者に卒業後のキャリアブランクを作らずに、社会人として必要な教育研修を実施して、就職を支援するプログラムのこと。このプログラムに参加すると最長2年間パソナに契約社員として在籍し、パソナやパソナのパートナー企業で就業しながら、就職に役立つ研修も無料で受けることが出来る。

研修の内容はビジネスマナーやモチベーション研修などの「基礎研修」から、職種・業種別に専門知識を身につける「高度専門職研修」まで多岐にわたる。契約社員なので、勤務日数に応じて給与が支払われるし、福利厚生制度を利用することもできる。
このプログラムは2010年3月からスタートし、これまで約4000人の就職支援を行ってきた。

今年3月に早稲田大学を卒業して、この日の入社式に参加した女性は「3年の9月から就活に取り組んだが、理想とのギャップに悩んで途中で挫折してしまった。4年の冬に自分を見つめ直してパソナフレッシュキャリア社員になることを決めた」という。学生時代には中国留学の経験もあることから、日本企業の中国進出にかかわる仕事につくことを目標に就活の再スタートを切った。

同じく今年3月に東邦大学を卒業した男性は、昨年度約60社を受験。内定を1社獲得して研修を受けたものの、企業の実情が説明会で説明された内容と大きくかけ離れていたことから内定を辞退した。どこにも行くところがないと思っていたが、大学の教授からこのプログラムを紹介されて入社することにした。

「とにかく営業がやりたい。パソナに企業を紹介してもらって、いろいろな種類の営業を経験して自分の将来を決めたい」という。

このプログラムに参加する最大のメリットは、就職浪人という「無職」になってキャリブランクを作らずにすむことだろう。「卒業後3年以内は新卒扱い」という建て前はあるが、企業は本音ベースでは就職浪人をあまり評価していない。就職浪人は、現役学生よりも不利な立場なのだ。

また、このプログラムに参加するとさまざまな研修が無料で受講できるので、現役学生の時より就職に役立つスキルを身につけることができる。入学式の出席者の明るく引き締まった表情を見ていると、「パソナフレッシュキャリア社員制度」が、就活という社会への入り口でつまずいてしまった若者に再チャレンジの機会を与えるプログラムなのだと実感した。
(東洋経済HRオンライン編集長 田宮寛之)

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