保険会社と銀行が激突する日がやって来る

保険の世界に銀行という「黒船」が到来したら?

保険会社の領域に銀行も踏み込もうとしている。そうなると正面衝突が起きる(写真:yujiji / PIXTA)

もし銀行が次のような新しいサービスを始めたとしたら、あなたはそれを利用するでしょうか。それは「預金」と「保険」を組み合わせたものです。1階が預金で、2階に保険が乗っている、2階建てのハイブリッド商品です。

預金と保険を組み合わせると、こんな商品ができる

1階の「預金」はこれまでの銀行預金とほぼ同じです。月々、定期的に積み立てることもできるし、ボーナスなどのまとまったおカネを預けることもできます。違いは預金引き出しの条件が制限されていることです。入院や治療などの医療費、病気予防や健康増進に使う費用などに制限されます。いわば「医療費専用預金」です。

引き出し制限がありますので高い預金金利が適用されます。さらに金利は非課税扱いで優遇されます。もちろん個人の預金ですから、どんな場合でも引き出すことはできます。ただ、条件を満たさない場合は、金利が普通預金並みとなります。自由気ままに引き下ろしができないので、医療費のかからない生活が続くと、その間は預金残高が順調に増え続けます。

預金残高を上回る医療費が発生する場合も考えられます。そこで、この預金には2階部分に医療保険がセットされています。少額の医療費が発生した場合は、1階の医療預金から支払われ、預金残高を超える高額な医療費の場合には2階の医療保険から支払われる仕組みです。

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