老化やがん、メタボなど生活習慣病の原因のひとつは、体内の細胞の「酸化」にあります。プロシアニジンには強力な抗酸化作用があるため、悪さをする酸化物質から身を守る役目を果たします。
軽度肥満の被験者に12週間りんごポリフェノールを摂り続けてもらった調査では、摂っていない人よりもCTで見た内臓脂肪面積が平均16平方センチメートル減ったという報告があります。またラットを使った動物実験では、りんごポリフェノールを摂取させ続けることによる筋力アップ、脂肪代謝力アップの効果も認められているのです。
取り入れやすいアイテムは?
りんごまるごと1個を毎日食べ続けるのは難しいかもしれませんが、コンビニアイテムを利用すれば、少しずつ取り入れられそうです。
〈みわ子流、りんごポリフェノール摂取のためのコンビニアイテム!〉
●お惣菜、食事類
・ポテトサラダ、レトルトカレー
意外かもしれませんが、レトルトカレーの「甘口」タイプにはりんごが入っていることが多いので、成分表をチェックしてみてください。煮込んで溶けていますが、りんごポリフェノールはしみ込んでいるでしょう。
●スイーツ類
・ゴロっとりんごパイ、焼きりんご × パンケーキ、りんごデニッシュ、りんごのタルト、りんご × カスタード
りんごは加熱調理すると食物繊維が増えるという特徴もあります。ただ、甘煮のりんごを使ったメニューは糖分に気をつけつついただきましょう。
●ゼリー、ヨーグルト類
・りんご果肉入りヨーグルト、果汁100%りんごゼリー
果肉がそのまま入ったヨーグルトは、腸のお掃除にもピッタリ。りんごゼリーは果汁100%のものや、果肉が入ったもの、寒天ゼリータイプも探せるでしょう。
●おやつ類
・りんご100%グミ、ドライりんご
レジ脇や、おつまみコーナーなどでも見かけます。デスクワークしながらいただけるのが便利ですね。
●生りんご類
・カットフルーツ、はちみつ × 生りんご
店によってはりんごそのものを買えるので、丸かじりができる環境があればトライしてみてください。袋入りのカットフルーツは、旬の今なら皮付きの国産のものも見つかります。はちみつ入りのカットりんごなら、ミネラルも一緒に摂れるでしょう。
●飲料系
・100%りんごジュース、低圧縮タイプのりんごジュース
各メーカーで使っている品種が違うので、お気に入りのりんごジュースを探してみましょう。またお値段がやや高めですが、生絞りに近い低圧縮タイプのりんごジュースも登場しています。
ちなみに、りんご栽培の歴史は4000年もあり、古来から人々の健康を管理してくれる果物だったのでしょう。手に入りやすい食材で生活習慣病の予防ができるなら、忙しい方でも続けやすいですね!
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