住友金属は洪水で操業停止したタイ鋼材加工拠点がプレスラインに続き、切断ラインも稼働へ

住友金属は洪水で操業停止したタイ鋼材加工拠点がプレスラインに続き、切断ラインも稼働へ

国内高炉3位、住友金属のタイにおける鋼材加工拠点は、3月23日に復旧を発表したプレスラインに続き、今週、切断ラインも操業を再開した。

昨年10月以来操業を停止していたプレス、切断(スリット)両ラインを再稼働させたのは、住友金属が52%出資するタイスミロックス社。住友商事が8.8%、台湾の鉄鋼大手CSCグループも15%出資する電磁鋼板加工販売会社だ。アユタヤ県のロジャナ工業団地にあり、洪水による浸水で昨年10月中は敷地への立ち入りも難しかった。水位が下がった後の同11月19日に被害状況を確認、設備の入れ替えなどを進めてきた。

タイ洪水では顧客の日系電機メーカーも大きな被害を受けたが、順次立ち直りつつある。3月下旬からはスミロックス社の5台あるプレス設備も順次再稼働させており、今週、新たにスリットラインの切断設備2基のうち1基を再稼働させた。スリットラインは、電磁鋼板コイルなどを縦方向に切断する設備。顧客のニーズにあった形状に加工する設備で、コイルセンター(鋼材加工拠点)としての機能が整った格好だ。

(写真は昨年11月19日、洪水後に工場に入ったときの状況。その後も操業停止が続いた)

(山内 哲夫 =東洋経済オンライン)

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