徹底解説!エヴァ新幹線はどこがスゴいのか 車両デザインにこんな思惑が秘められていた

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3号車の扉に描かれた「3」のデザインロゴ(撮影:尾形文繁)

エヴァのジオラマも展示されており、目をこらしてよく見ると、エヴァの登場人物が豆粒のように立っているのが確認できる。

2号車はエヴァ仕様の自由席。予約は必要なく、誰でも座れる。特務機関「NERV」(ネルフ)のマークが通路や側壁に貼られており、窓のブラインドの一部には、劇中に登場する「碇ゲンドウ司令」や「A.T.フィールド」がデザインされたものもある。

3~8号車は「特段変更ありません」と聞いていたが、実際には3号車の通路扉に大きく「3」のデザインロゴが貼られている。もし乗車する機会があったら見逃してはいけない。

喫煙ルームに意外なキャラが!

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3号車の喫煙ルームには「加持リョウジ」の姿があった(撮影:尾形文繁)

なお、3号車の喫煙ルームはタバコを吸わない人も中をのぞいてみることをオススメする。「加持リョウジ」や「赤木リツコ」が一服しているシーンがお目にかかれるからだ。

今回はお披露目とならなかったが、アテンダントも2~3人乗車するという。衣装デザインはおそらく凝りに凝ったものとなるのだろう。

この「500 TYPE EVA」は11月7日に運行を開始する。「こだま」ダイヤで走るので、各駅停車となる。欲をいえば、暴走するエヴァ初号機のごとく、駅で停止せず猛スピードで通過する姿を見てみたい。

 

※ 10月19日配信記事「独占取材!エヴァ新幹線はこうして生まれた」では、エヴァ新幹線の製作現場を潜入取材。秘蔵のメイキング写真を多数掲載しています

 

大坂 直樹 東洋経済 記者

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おおさか なおき / Naoki Osaka

1963年函館生まれ埼玉育ち。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。生命保険会社の国際部やブリュッセル駐在の後、2000年東洋経済新報社入社。週刊東洋経済副編集長、会社四季報副編集長を経て東洋経済オンライン「鉄道最前線」を立ち上げる。製造業から小売業まで幅広い取材経験を基に現在は鉄道業界の記事を積極的に執筆。JR全線完乗。日本証券アナリスト協会検定会員。国際公認投資アナリスト。東京五輪・パラにボランティア参加。プレスチームの一員として国内外の報道対応に奔走したのは貴重な経験。

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