セミナーレポート

経費精算IT化×法人カードの相乗効果が
新たな成長エンジンとなる

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事例対談
「企業価値向上につながる
 経理業務の効率化について」

[モデレーター]
ジェーシービー東京支社
首都圏営業一部
営業Ⅱグループ 次長
綾野 肇

クレジットカードの仕組みを使った業務効率化、経費削減に向けて、JCBビジネスカードを提案するジェーシービーの綾野肇氏は「経費精算システムとの連動による経費透明化、内部統制強化のニーズが高まっています」と述べ、同カードと楽楽精算を導入した企業に、導入の狙いや効果について尋ねた。

 


●事例対談Ⅰ

経費精算システムを
導入するに至った経緯について

[対談者]
ヘレウス
管理部
田中 早智

 ドイツの外資系企業、ヘレウスの田中早智氏は「複数システムを比較した結果、楽楽精算を選ばない理由が見当たりませんでした」と話した。勘定科目やビジネスユニットなど設定項目の無料カスタマイズ、基幹システムに合わせた様式での仕訳データ出力、という充実した機能に加え、コスト面でも優位だったからだ。導入後は、計算の自動化のほか、科目は定められた中から選択し、記入漏れがあれば先に進めない、というシステムの性質により、計上ミスはほぼなくなった。銀行振り込み手続きも大幅に省力化。また、JCBビジネスカードでは、2営業日程度で利用明細が楽楽精算に迅速に反映されるため、海外出張経費の為替レートはカード使用時に統一できた。田中氏は「最初は、情報登録や設定などの準備に労力がかかり、社員への周知徹底、不慣れな社員への対応も必要になりますが、申請側、経理側の双方の作業負担を削減できました」と語った。
 

●事例対談Ⅱ
経費精算システム+
法人カード導入後の効果について

[対談者]
日水製薬
経営企画室マネージャー
寺田慎一郎

昨年、減収ながら過去最高益を更新した日水製薬は、コスト削減の一環として経費精算の課題に取り組んだ。同社の寺田慎一郎氏は「出張の多いMRには、かなりの金額を仮払いしており、その管理が課題でした」と語る。解決策として、現金仮払いを原則廃止してJCBビジネスカードに切り換え。中長距離旅費はカード払い、宿泊はオンライン予約サイトのコーポレートサービスを利用、精算業務には楽楽精算を導入した。ただし、経費の仕組み変更による社員の士気低下や抵抗も予想されたことから、まず19人を対象に3カ月の試用期間を実施。そこで出た課題を基にFAQを用意するなどの準備をして全面導入したところ、混乱はなかった。結果、経費精算に関する業務時間は月次で16・5時間削減され、管理部門から人員の配置換えもできた。寺田氏は「経費の一元管理で透明性確保が進みました。全国エリア別の経費と売上のバランスは経営判断材料にもなります」と語った。

 

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