独VW、複数の不正ソフトを作成していた

関係筋3人の話で明らかに

 10月17日、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)による排ガス試験をめぐる不正問題で、同社が異なるエンジンに合わせて不正ソフトを複数作っていたことが、関係筋3人の話で明らかになった。8日撮影(2015年 ロイター/David Gray)

[ベルリン/ロサンゼルス/デトロイト 17日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>による排ガス試験をめぐる不正問題で、同社が異なるエンジンに合わせて不正ソフトを複数作っていたことが、関係筋3人の話で明らかになった。

VW幹部や同社への捜査に詳しい米当局者を含む関係筋によると、VWは不正操作を行っていたとする7年の間、4種類のエンジン向けに、排ガスの量を操作する「ディフィート・デバイス(無効化装置)」と呼ばれるソフトを作成した。

複数のソフトを開発したかどうかの質問に対して、VWの欧州担当と米国担当の広報は、当局の捜査が続いているとしてコメントを控えた。不正を把握していた人物の数については、ヴォルフスブルクにある本社の広報は「厳密に調査しているが、現時点でコメントするのは時期尚早だ」と述べた。

一部の業界関係者やアナリストは、不正ソフトが複数バージョン作られていた場合、関与した従業員は広範にわたった可能性があると指摘している。

エバーコアISIのアナリスト、アルント・エリングホースト氏は、罰金の規模の決定などに影響するため、捜査当局者にとって関与した人物の数を把握することは重要だと述べた。

捜査状況に詳しい米当局者は「VWは各世代のエンジンに合わせてソフトを再設定する必要があった」との考えを示した。またディーゼル・エンジンと試験の専門家は、VWがエンジンの排ガス制御システムを変えた際に「ディフィート・デバイス」も書き換える必要があったと述べた。

VW米国法人のマイケル・ホーン社長兼最高経営責任者(CEO)は8日に米下院で行われた公聴会で、欧州と米国の排ガス規制の違いに応じて異なる種類のソフトが使われたと明らかにしている。

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