7社--福井県内297社のうち「子宝率」2.0を上回った企業数《気になる数字》

7社--福井県内297社のうち「子宝率」2.0を上回った企業数《気になる数字》

福井県が全国で初めて行った企業の「子宝率」調査によると、規模の小さい企業に勤める人ほど子どもを持ちやすいという結果が得られた。この調査は、入社してから定年までに何人の子どもを儲けているかを調べたもので、昨年9月から県内の企業を対象として公募を実施。応募のあった297社から従業員1人当たりの子どもの数の多い企業上位50社を抽出して調査した。

上位50社の平均は1.70で、最高2.48、最低0.85。従業員数別では、従業員10~19人(21社)が最高2.48、最低1.32で平均1.76、従業員20~49人(25社)が最高2.31、最低0.85で1.70、従業員数50人以上(4社)が最高1.54、最低1.29で平均1.40となった。

2.0を超えた企業は7社あったが、いずれも従業員50人未満で社内コミュニケーションが取れており、育児のための一時退出や早退などが現場の判断で取得しやすいこと、従業員が遠距離通勤をしていることなどが共通している。

今回の調査は、監修者の内閣府男女共同参画会議専門委員の渥美由喜氏が評価するように、「こうすれば子育てしやすい職場になるのではという方法を探すのではなく、結果からその要因を探し出すという手法が面白い」。福井県では、他県にも調査の実施を呼びかけていく方針だ。お仕着せではない子育て支援を考えるきっかけとなるか注目される。

(『東洋経済 統計月報』編集部 =週刊東洋経済2012年3月17日号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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