カボチャの収穫は、実は夏場が最盛期。ただ、収穫直後はまだ糖分が少なく、水分が多めで、食べるには適していません。カボチャはカットせず丸ごと常温で保存すると、数カ月日持ちします。そして秋から冬にかけてちょうど熟して、食べごろを迎えるのです。そのため、秋の味覚の代表野菜として扱われているのですね。
日本人に不足しがちな栄養が詰まっている
日本の食用カボチャは緑の皮のものが主流ですが、中は濃いオレンジ色。西洋種のカボチャは皮も中身もオレンジ色です。このオレンジは、β-カロテンやビタミンEを豊富に含む証拠。さらにビタミンCも含まれますので、これらを総合すると、カボチャには体内の細胞を健康に保つ効果が期待でき、風邪予防に最適といえます。
日本人に不足しがちな栄養素として、よくビタミンB群、カルシウム、鉄などが挙げられますが、カボチャにはそれらも含まれます。脂質や糖質の代謝、冷え症、骨や歯の健康維持にお役立ちです。そしてダイエット時に気になる脂質やコレステロールはほぼゼロ! カリウムも豊富なので、季節の変わり目の体の疲れも癒してくれるでしょう。
この通りかなり栄養価が高い野菜なので、スイーツとしていただいても、しっかりした栄養補給になりそうですね。
〈みわ子流、この時期必見のコンビニカボチャメニュー!〉
●ランチや夜食に
パンプキンサラダサンド、えびすカボチャサラダ、パンプキンスープ、カボチャコロッケ
●健康・美容おやつに
カボチャの種のスナック、カボチャチップス、ドライカボチャ
●ベーカリー系
カボチャパイ、パンプキンドーナツ、カボチャベーグル、カボチャマフィン
●パンプキンスイーツ
カボチャクリームのモンブラン、カボチャプリン、パンプキンシュークリーム、カボチャのスフレケーキ、パンケーキ&カボチャクリーム
●カボチャ以外でも…
ハロウィンのもう一つのテーマ「闇夜」をイメージした、イカスミパスタ、イカスミカップ麺、イカスミのポテトチップスなど
イカスミのセピア色は、メラニンの一種で粘性の高いアミノ酸でできています。また粘りがあるのはムコ多糖類というゼラチン質のもので、疲れ目予防や、血液をサラサラにする効果、風邪などの病原菌を撃退する効果が期待できるそうです。
近年すっかり定着した秋のお祭・ハロウィン! 仕事でパーティに行けないという方も、コンビニアイテムでカボチャの栄養価を満喫しながら、秋の旬を楽しんでください。
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まるた みわこ / Maruta Miwako
美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。
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