あなたは妻に「子育て」を強いていませんか

夫だって子どもと過ごす時間を優先できる

子どもと過ごす時間を大切にしていると話す川井拓也さんと息子のコータ君。駐車スペースにテーブルとベンチを設置し、気軽に友だちを呼べるようにしている

「子どもとの時間を優先するために仕事量を調整している」

そんな言葉を聞いたら、多くの人はこれを「母親の発言」だと思うのではないだろうか。これまでは、共働き夫婦に子どもが生まれると、育児のために生活スタイルや働き方を調整するのは妻の側であることが多かった。実際、総務省「平成23年社会生活基本調査」を見ても、子どもがいない場合と比べ、子育て期は妻の仕事時間が大幅に減っているのに対し、夫の仕事時間は逆に長くなっている。夫が仕事をする上では、育児の影響を受けていないことが分かる。

「時短勤務」という働き方を選択するワーキングマザーはかなり一般的になってきたが、父親の事例はまだ珍しい。しかし、子育てのために仕事のスタイルを変える男性も、少しずつ増えてきている。

学童に退屈した子どものために15時に帰宅

各種セミナーやイベントの映像収録・配信を手がけるヒマナイヌ代表の川井拓也さん(45)は、東京の高円寺に妻と息子と3人で暮らす。会社員ではないので「時短勤務」という概念はないが、子どものために仕事の時間を調整している父親のひとりだ。

きっかけは今年5月頃、小学校1年生の息子コータ君が頻繁に「たいくつぅー!」と口にするようになったこと。くわしく聞いてみると、学童の時間が退屈なのだという。

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