2011年広告市場は4年連続のマイナス成長、媒体ごとの傾向に大きな変化ないが、従来ケータイ向け広告が縮小に転じる

大手広告代理店の電通は、23日、2011年の日本の広告費集計を発表した。それによると、総広告費は5兆7096億円で、前年比▲2.3%のマイナスとなった。08年以降、4年連続のマイナス成長だ。年前半の東日本大震災による影響が大きかった。

 主要媒体別の傾向は10年からの傾向に変化は見られない。インターネット広告の成長が続く(+4.1%)一方で、テレビ(地上波)は横ばい(前年比▲0.5%)、新聞(▲6.3%)、雑誌(▲7.0)の凋落は著しい。BSテレビなど衛星メディアは、地デジ化によるテレビの買い換えで受像器の普及が進んだことから13.6%増と成長に弾みが付いた。

 インターネット広告はパソコン向けは堅調だった一方、モバイル向けは▲2.7%と一転して落ち込んだ。これは、急激なスマートフォンの普及で従来型携帯向けの広告が落ち込んだため。スマホ向け広告は大きく伸びたが、資金の一部はアプリ制作などに回ったと見られ、広告媒体費としてのモバイルはマイナスになった。

(東洋経済オンライン)

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