ゴルフ会員権に「手が届かない」時代は去った

子ども向け商品も登場

女性ユーザーの獲得もゴルフ界のテーマです(写真:チンク / PIXTA)

テレビを眺めていると、来春入学の小学1年生をターゲットにしたランドセルのCMがもう流れている。孫にプレゼントしようと買い求めている祖父母も少なくないだろう。少し気が早いかもしれないが、あと3カ月もすればお正月だ。昨今は祖父母から1万円単位のお年玉をもらう子どもも少なくないという。

ジュニアゴルファーの悩みを解決、「ジュニア会員権」

全国でゴルフ場を運営するPGMが、会員制ゴルフ場の利用権が得られるゴルフ会員権の子ども向け商品「ジュニア会員権」を売り出している。グループのゴルフ場10コースを3万円から最高で25万円、会員権相場の21~30%程度に抑えている。年齢は下限なしで、上限は18歳まで。会員にはプレー代の会員料金はもちろん、練習場利用代無料や同伴保護者のプレー代を低料金に抑えるなどの特典もある。

ゴルフ会員権ネットによれば、ゴルフ会員権を購入するメリットは「ゴルフ場へ1人でいつでも行ける」「同じレベルの人とプレーができる」「ゴルフ場主催の競技会に参加できる」「プレーフィーが安い」などがある。一般的にゴルフ会員権は市場で取引されていて、株式のように時価で売買されている。

PGMの担当者によると、多くのジュニアゴルファーの保護者からの要望もあり、ジュニアゴルファー育成や企業の社会的責任の観点などから販売を決めたという。競技志向が強いジュニアゴルファーが、一般の大人と同じ大会に出場しようとした場合、所属している(会員権を持っている)ゴルフクラブがあるという条件が付くことが多い。

会員になるにも年齢や職業など条件も多い。試合をたくさん経験したいというジュニアゴルファーにとっては、このジュニア会員権があれば解消される。試合数が多くなって、「学校はどうする?」「勉強はどうする?」という問題がもちろんでてくるが、両立できるのなら、いい「お年玉」になるかもしれない。

一方、ゴルフ会員権の相場はバブル崩壊とともに下がり続けているので、大人にとっても、今はゴルフ会員権に手が届くようになりつつある。関東ゴルフ会員権取引業協同組合に、ゴルフ会員権の現状を聞いてみた。

同組合では、1976年(昭和51年)から関東を中心として主要ゴルフ場(指定銘柄)約150コースの平均相場を算出している。1976年10月の平均相場は289.6万円だった。1980年代になって急激に高くなり、いわゆるバブル期の1985年には1000万円を超え、1990年2月に4388.3万円の最高値をつけている。

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