ソニーCEOに平井一夫氏、傍流出身に再建の重荷

ソニーCEOに平井一夫氏、傍流出身に再建の重荷

ソニーが7年ぶりとなる社長交代を発表した。4月1日付で平井一夫副社長(51)が社長兼CEOに昇格。ハワード・ストリンガー会長兼社長兼CEO(69)は6月の株主総会で会長職を退き、取締役会議長に就任する。

2月1日、東京・品川のソニー本社。午前8時半から始まった会議の席で、ストリンガー氏は居並ぶ取締役たちに対し、二つの案を提示した。

1案は自身がCEOを退き会長となる内容で、2案がCEOも会長も退き取締役会議長に就任するもの。当初、ストリンガー氏は社長を外れ、会長兼CEOとなることが有力とみられていたが、その案は含まれていなかった。

6月の株主総会で取締役会議長を退く元富士ゼロックス会長の小林陽太郎(78)氏は、1案を望んでいたという。だが、ほかの社外取締役が「ストリンガーが残ると2人体制のイメージになる」と異を唱えて2案を支持。3時間にわたる協議の結果、会長退任が決定した。

取締役会議長という役職は、ソニーの執行役を管理する取締役15人のトップの立場だ。うち13人を社外取締役が占めており、ストリンガー氏が強い影響力を持ち続けることに変わりはない。事実上の“二頭体制”となるが、小林氏は「平井体制への大切な移行期をストリンガーに支えてほしい」と、その必要性を強調する。

株価は3分の1に暴落

出井伸之前会長の後を継ぎ、2005年に会長兼CEOに就任したストリンガー氏は、ソニーを復活に導くことはできなかった。

リストラを進め07年度には過去最高益をたたき出したが、その後は4期連続の最終赤字が続く。会長兼CEO就任時に4020円だった株価は、約3分の1まで下落した。

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