新型iPhoneを2週間使い続けて体感したこと 日常のあらゆる作業が高速化する

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加えて、ホームボタンに内蔵された指紋センサー「Touch ID」は第二世代のセンサーとなり、体感できるほど高速化されている。

カメラについては、iPhone 4S発売の2011年以来、センサーを変更しながら800万画素を使い続けてきたが、iPhone 6sでは1200万画素のセンサーを搭載し、高画素化へと舵を切った。センサー間のカラーノイズを押さえ、発色の良さをウリとする。また、高画素化したことから、iPhoneシリーズとしてはじめて4Kビデオの撮影をサポートした。

頻繁に使う動作が、毎回数秒単位で削られていく

内部的に大幅な進化を遂げたiPhone 6sを使い始めると、すぐにその進化を体験できる。あらゆる局面で、これまでと同じ姿形のiPhoneが、高速に動作してくれるからだ。新しいハードウェアと、これに組み合わせている新しいiOS 9は、非常に高いパフォーマンスを示してくれる。

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3D Touchの活用例。ホーム画面では、アプリごとに機能に直接アクセスできるショートカットが用意されている

まず体感できるのは、アプリの起動、切り替えが高速であるという点だ。特に、アプリ切り替えは、非常に高速に動作してくれる。

筆者が1年間使用してきたiPhone 6 Plusでは、アプリを切り替える際、その都度アプリを再起動するようなイメージだった。特に、3つのアプリ以上が絡むと、アプリ切り替え時の各アプリの再起動は免れなくなっていた。

その点、iPhone 6s Plusでは、アプリ再起動の繰り返しがなくなり、その都度3秒〜5秒ずつ、時間が短縮されるのである。

具体的にはどういうことなのか、詳述しよう。

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