あなたにも出来る!社労士合格体験記(第46回)--なんと、妻が先に合格!?

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 翌年、1月28日の本試験まで、あと1か月余り。12月中旬には勉強合宿と称して、祖母が住む大分県日田市に1週間こもりました。その甲斐もあって、なかなか合格できない私を尻目に、難関の社会福祉士に一発合格。会社の先輩、後輩として一緒に仕事をしていたときも感じていましたが、彼女の強みは、火事場の馬鹿力です。

結婚のきっかけは労働組合

1996年から3年間、私は企業内労働組合の執行委員長を勤めることになります。妻にも、1年目の組合メンバーとして加わってもらいました。最初は意気込んで、組合活動も明るく楽しくなんて思っていましたが、初めてみるとすぐ閉塞感に陥りました。

労使交渉では、こちらが趣向を凝らして発言しても、使用者側はほとんど聞く耳を持たず、言葉尻をとらえて粗さがしをしてきます。何を言っても、杓子定規な対応に辟易とし疲れ果てました。そんな状況のため、組合員側の関心も薄く、たまに出る意見も愚痴が多く、建設的な提案からは程遠いものでした。

執行委員長といっても組合専従ではないので、活動は仕事の合間を縫って行われます。作業が深夜帯に突入することもあり、最後まで残ってくれた彼女と飲みに行って、憂さを晴らすこともしばしばでした。でも、それがきっかけで、ただの先輩後輩だった二人が結婚に結びつくのですから、縁とは不思議なものです。

社労士試験でよく問われる労働組合

ところで、社労士試験では、よく過半数労働組合のことが問われます。時間外労働や休日労働をさせるために必要な36協定など、書面による協定(労使協定)を結ぶ場合です。この労使協定は、もし、過半数労働組合がなければ、労働者の過半数代表と結ぶこともできます。

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