六本木に生息する女子「ポン女」の正体とは? 靴と男は妥協しない!

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3:シャンパンを「泡」と言う(そして、ボトルをポンポン空ける)

「シャンパン」ではなく「泡」です

女性は往々にして、シャンパンが好きだが、ポン女のシャンパン偏愛率の高さと言ったら他の比ではない。そして、ポン女たちは、シャンパンを「泡」と言うのも特徴的。ポン女たちが集まれば「とりあえず、泡にする?」と言った具合、ビールの如くぐいぐい飲む。

そして、金に糸目をつけずに欲望に忠実。シャンパンをポンポンと景気よく空けていくさまは、バブル再来と見紛うほど。食事が終わる頃、テーブルの上に堂々と煌めくボトルの列は圧巻で、その写真をインスタグラムにUPするのもお約束。「今宵も素敵な夜でした♡」

ファッションは男性ウケ狙い

4:体のラインが出るジャージーワンピを遺伝子レベルで恋してる

所得水準、世帯年収も高いだけに、加圧にスパ、エステから最先端美容まで、美にかける金は糸目をつけないポン女たち。そんなポン女ファッションは、顕著に男性ウケを狙った体のラインがぴったり出るジャージーワンピース!

ポン女はジャージーワンピースがお好み

ひとえに男性ウケと言っても、ポン女の恋のお相手は、いわゆる育ちの良いお坊っちゃんではなく、外資系金融やIT企業社長、多国籍の投資家など血の気の多い英雄たち。そんな男たちが好む、ダイアンフォンファステンバーグなどのウエストがぎゅぎゅっと絞れて胸とヒップのラインが綺麗に強調されるジャージーワンピースを遺伝子レベルでチョイス。ダイアンフォンファステンバーグが、けやき坂に面したテナントの1F、2Fに構えているのも、ポン女のニーズに応えてのこと?

5:「地下鉄なんか使うわけないじゃない」という顔をして・・・

六本木の街に反してやたら暗い日比谷線の地下鉄を降り立つ若者たちを評して「ここに地下鉄に乗ってやってくるようなヤツに用はないよ」という顔をしている街に、「ここに地下鉄なんかに乗ってやってくるわけないじゃない」という顔で乗り出していくのだ、とは、ある小説の一節。
そう、六本木は、日比谷線の地下鉄をすり抜けて階段をあがり、六本木通りに降り立った瞬間、地下鉄など使う必要のない女の仮面をかぶった一般市民だらけの仮面舞踊会のような街なのだ。

地下鉄にもガンガン乗る

ポン女たちは、地下鉄なんか使う必要が全くないからこそ、颯爽とルブタンで闊歩できるわけだが、一方で、地下鉄にもガンガン乗る。実のところ、ポン女は効率性至上主義。地下鉄の方が早いと思えば、迷わず日比谷線に直行する潔さも心得てる。金の節約のためというよりは、時間の節約。無駄なことはとことん排除するキャピタリズム思考が染み付いているのである。

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