日経平均、2万円復帰への道は開けたか

1343円の上昇幅は1994年以来21年ぶり

 9月9日、東京株式市場で日経平均は大幅反発。前日比1343円43銭と、上昇幅は1994年1月31日以来の大きさとなった。都内で7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅反発。前日比1343円43銭と、上昇幅は1994年1月31日以来の大きさとなった。休場明けの米国株が大幅高となったことを支援材料に、朝方から自律反発的な買いが先行。空売り比率が高水準にあるなかで、買い戻しの動きも加わり上げ幅を拡大した。

東証1部銘柄の98%が上昇する全面高の展開となった。

東証33業種全てが上昇。金融セクターや医薬品株の上げが目立った。週末にメジャーSQ(特別清算指数)の算出を控え、振れ幅の激しい相場が続いてきたが、東証の空売り比率が40%台で高止まりするなかで、買い戻しの動きが加速したとみられている。

もっとも夜間取引ではすでに日経平均先物が急反発。前日の米国株の上昇に加え、きょうは上海株も堅調に推移していた。外部環境がやや落ち着きを取り戻すなか「自律反発的な色彩が強い」(大手証券トレーダー)との声も聞かれた。

内藤証券投資調査部長の田部井美彦氏は「終値でベースで14年4月安値から今年6月の高値まで6958円上昇している。その半値押しとなる1万7389円近辺まで日経平均が前日に近づいたことでボトム感が出た」と指摘。ただ「さらに下値を試しにいく相場は見込みにくくなったが、2万円に戻してさらに上に行く相場になったとは言いにくい」との見方も示した。

個別銘柄では富士重工業<7270.T>が堅調。同社が未定としている2016年3月期の年間配当について、前期実績比33円以上増やし100円超とする公算が大きいと報じられた。株主還元強化への期待が広がり、9%超の上げとなった。

新世代高機能素材として期待される人工合成クモ糸素材の開発に成功したSpider株式会社(山形県鶴岡市)と事業提携すると発表したゴールドウイン<8111.T>は19%超の上昇。半面、16年2月期の通期連結業績予想を下方修正したと発表したMORESCO<5018.T>は軟調だった。

東証1部騰落数は、値上がり1877銘柄に対し、値下がりが14銘柄、変わらずが6銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      18770.51 +1,343.43

寄り付き    17758.13

安値/高値   17756.76─18770.51

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1507.37 +90.66

寄り付き     1445.51

安値/高値    1445─1507.37

 

東証出来高(万株) 279600

東証売買代金(億円) 31483.85

 

(長田善行)

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