立命館大学

今日の努力が明日の可能性を切り開くと信じて。

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どんな分野であれ、その世界でトップに立つことは容易ではない。トップに立ち続けることは、もっと難しい。立ち止まったらすぐ誰かに追い抜かれてしまう。自分を信じ、未来を信じ、努力し続けることも、立派な才能なのである。

求められる限り、俳優として
ずっと舞台に立ち続けたい。

「パンドラの箱を開けてしまったんですね、きっと」。滑舌のいいよく通る声で、雅原慶さんは言う。

雅原 慶 さん
(2007年 法学部卒業)
劇団四季
所属俳優

大学3年生のとき、友人に誘われてミュージカル『キャッツ』を観に行った。それまでも何度かミュージカルを観たことはあった。でも、激しい衝撃を受けたのは、このときが初めてだった。ちょうど就職活動が始まる時期。国際的な舞台で働きたいと考え、商社を受けるつもりだった。だが、『キャッツ』を観て以来、ミュージカルの舞台に自分も立ちたいという思いが日ごとに募っていった。

「子供の頃から心のどこかにそういう気持ちがあったのでしょう。就活を前に人生の進路を真剣に考えたとき、その気持ちが呼び覚まされてしまったのです。チャレンジしないで後悔するのは嫌だと強く思いました」

結局就活はせず、歌やダンスを教わるため地元のスタジオに通った。

「凄く鍛えられました。でも、どっぷりはまりました。もう就活はいいやって思いましたね」

そして2008年、劇団四季のオーディションを受け、見事合格した。

「根拠のない自信はありました(笑)。ですがこの世界、自分はできるという自信を持つことが大事です。もちろん自信を維持するためには努力が必要ですよ」

その自信が一度、揺らいだことがあった。周りを見ると音大や芸術系の学校出身者ばかり。歌もダンスも芝居も「すごい」と思う人がたくさんいた。

「こんなところで本当にやっていけるのだろうか」

この仕事が天職。もう迷ったりはしない。

そんなとき、ある先輩俳優が声をかけてくれた。

「音大や芸大で歌を専門的に習っていないとか、そんなことは気にする必要はない。芸とは、その人の感性やパーソナリティー、生き様がでるもの」

肩の力がフーッと抜け、心が軽くなった。歌や芝居は表現のツールに過ぎないんだ、人間としての面白味が大事なんだ。音大出身の人たちと違う勉強をしてきたことも、自分の個性なんだと思えるようになった。

この8月に9000回公演を迎えたミュージカル『キャッツ』。メインキャストのグリザベラを演じる雅原さん
(北海道四季劇場にて公演中)

その年の10月、『マンマ・ミーア!』のアンサンブルで初舞台に。このときは意外に冷静でいられた。けれども翌年、『キャッツ』で役がついたときは「必死の思いだった」という。そして2012年、雅原さんは『アイーダ 愛に生きた王女』で、ついにタイトルロールの座を射止めた。次の年には人気演目『ウィキッド』でも主役の1人エルファバを演じる。

「舞台に出た瞬間、すべてのお客様の視線が私に注がれるのがはっきりわかりました。お客様は温かくも厳しい存在。あのときのことを思い出すと今でも肌がゾワゾワします」

今は、一つの公演が終われば次の公演が始まる忙しさが続いている。

「この仕事が天職。辞めようと思ったり迷ったりすることはないです。求められる限りずっと舞台に立ち続けたいし、努力も惜しみません」

女優・雅原慶は、今日もまた舞台でカーテンコールの拍手を浴びる。

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