成果を出す人の「ノイズを遮断する」技術

GEはこうやって最強のリーダーを育成する

世界の企業が関心を寄せるマインドフルネス。日本では「瞑想法」として注目されています(写真 : Rawpixel / PIXTA)
「集中力を高められる」「ストレスを少なくできる」として、世界の企業が関心を寄せるマインドフルネス。日本では「瞑想法」として注目されています。
ただ、「瞑想をすると、仕事ができるようになるの?」「瞑想してみたが、成果がいまいち実感できない」という人も多いようです。そんな疑問に答えてくれるのは、GE(ゼネラルエレクトリック社)の“世界最高のリーダー育成機関”と呼ばれる研修機関・クロトンビルで教鞭をとってきた田口力氏(著書に『マインドフル・リーダーシップ』がある)。30年間にわたりリーダー教育を担ってきた田口氏が語るマインドフルネスの本質とは?

世界の企業が注目する「マインドフルネス」

今から4~5年前のことです。米国ニューヨークにあるGE(ゼネラルエレクトリック社)のリーダー育成機関であるクロトンビルの研修所で教えていたとき、同僚たちから「瞑想」についてよく質問されました。私が日本人であり、しかも若いころに出家して禅のお坊さんになろうとしたことを知っていたからかもしれません。

彼らに「なぜ瞑想について知りたいのか」と聞くと、決まって「今、米国の大企業の経営トップたちが盛んに瞑想している」という回答がありました。だからGEでも幹部対象の研修に瞑想を取り入れたいというのです。

もともとアップルのスティーブ・ジョブズが禅を実践していたことは有名でしたが、グーグルやフェイスブックなどシリコンバレーの新興企業だけでなく、インテルやIBM、ゼロックスなど、さまざまな大企業が「マインドフルネス」として研修に瞑想プログラムを導入し始め、今や世界的なブームとなっています。

日本でも最近、「マインドフルネス」という言葉が多く聞かれるようになり、関連書籍が出版されたりセミナーが開催されたりしています。ここでいうマインドフルネスには、東洋哲学や仏教をベースとした瞑想法が取り入れられていますが、宗教色をなくして誰にでも受け入れられやすいように工夫されています。

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