夏の終わりの「肌疲れ」を解消するためには? <新連載>乾燥肌やくすみの正しい対処法

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まずは乾燥対策。肌の潤いを守るカギは、セラミドと呼ばれる物質です。セラミドを含む美容液をたっぷりつけて休みましょう。

メイクを落とすためのクレンジングが少しでも強いと、さらに乾燥を助長します。オイルやリキッドタイプのクレンジングは洗浄力が強いので、クリームかジェルタイプの、弱めのものを使いましょう。

よく、「エアコンで肌が乾燥する」という人が多いですが、肌の乾燥はエアコンよりもスキンケアで決まります。正しくケアして、肌のうるおい物質であるセラミドを常に守るようにすれば、秋冬の暖房による乾燥も怖くはありません。

紫外線対策はファンデーションで十分

そして、これ以上紫外線を受けないために、ファンデーションでしっかりガードするように。紫外線対策というと日焼け止めを思い浮かべる人がほとんどですが、日焼け止めは肌を乾燥させるなど、肌に負担をかけるもの。毎日使うと肌が荒れて、かえって逆効果になることもあります。

日常生活では、日焼け止めを塗らなくても、パウダーファンデーションをしっかり塗っておけばそれだけで日焼け対策としては十分で、肌に負担もかかりません。ボディは衣類でUVガードしましょう。

また、焼いてしまった肌がシミにならないようにと、あせって美白化粧品をつける人がいますが、焼けた肌にはそれも負担になるので、あまり積極的なケアはしないほうがよく、保湿と紫外線対策だけを強化するほうがベターです。美顔器や美白マスクなどの入念なお手入れも、日焼けの炎症がおさまるまで(日焼けしてから2週間ほど)は控えましょう。

「ビタミンCを飲むとシミ防止になるか」という質問もよく受けるのですが、確かにビタミンCは日焼けの前に摂ると多少は予防になります。しかし、焼いてしまってから摂っても、シミを防ぐことは困難です。

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