慶應ビジネススクール

「新しい視点、考え方を身に付けたい」というビジネスリーダーが集う 慶應義塾大学のエグゼクティブセミナー

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経営者自社の課題について
学び考えることができるプログラム

前述したように、KBSのビジネス・スクールは約1万8000人(2000法人)の受講生を輩出している。実は、KBSは1962年に創立された、日本でもっとも歴史のあるビジネススクールなのだ。現在は、MBA や Ph.D. といった学位を授与するプログラムを提供する「慶應義塾大学大学院経営管理研究科」(修了生約3500人)と、短期間のエグゼクティブセミナーを提供する「慶應義塾大学ビジネス・スクール」があり、両者を包括して、「KBS」と呼んでいるが、エグゼクティブセミナーはまさに、同校創立の沿革にもつながる。

総合的な経営管理能力を持つ最高経営幹部(トップマネジメント)のための「高等経営講座」(参加対象:企業の役員および部長クラス)は、すでに60回開催されている。また、企業を変革するミドルマネジメントのための「経営幹部セミナー」(参加対象:部長・課長クラスなど企業の中堅幹部)も今年113回目となる。
これら2つの講座やセミナーはいずれも合宿型である。2015年度、「高等経営学講座」は大阪市のホテルで、「経営幹部セミナー」は京都市および静岡県下田市のホテルで行われた。

中村教授は「『高等経営学講座』および『経営幹部セミナー』では、会場をあえて東京から離れた場所にしています。会社の近くだとどうしても日常業務が気になりがちです、遠方で開催することで、講義に集中していただきたいと考えています」と説明する。
受講生からは「職場を離れる不安もあったが、それ以上の効果が得られる」と期待する声も多いようだ。

KBSではその一方で、通学型の「週末集中セミナー」も用意されている。「週末集中セミナー」は土曜日3回で特定科目を集中して学ぶケースを中心としたセミナーだ。2015年度は「意思決定とマネジメントシステム集中コース」、「会計管理集中コース」、「ヘルスケアポリシー&マネジメント集中コース」、「財務戦略集中コース」が開講された。 「『週末集中セミナー』を受講することで当校のプログラムに関心を持ち、フルタイムのMBAやEXECUTIVE MBAに進む人も少なくありません」と中村教授は紹介する。同校の特色である「慶應型ケースメソッド」を体験できるという点でも意義ある講座だ。

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お問い合わせ
慶應義塾大学大学院
経営管理研究科
 http://www.kbs.keio.ac.jp/

KBS在校生・受講生インタビュー

~わたしの学び方~

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自身の転機からビジョンを拡げる 半田 勝彦 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
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