ネイバー、LINEの上場中止観測を否定 上場日程は決まらず

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 8月28日、無料対話アプリのLINEの親会社である韓国のネイバーは、引き続きLINEの上場準備を進めているが、収益と市場環境の改善が必要だとの認識を示した。写真は、LINEのロゴ、2014年9月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[ソウル 28日 ロイター] - 無料対話アプリのLINE[IPO-LINE.T]の親会社である韓国のネイバー<035420.KS>は28日、LINEの上場計画の中止観測を否定した。ただ、上場審査は日米当局で継続しているものの、市場環境が不安定であるため上場までの日程は未定だという。

収益と市場環境の改善が必要だとの認識も示した。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が27日付の記事で、LINEの上場計画を中止したと報じたことに関し、黄仁ジュン(ファン・インジュン)最高財務責任者(CFO)がロイターに説明した。

黄CFOは「上場時期を選択する時は、第2四半期決算の数字を提示するか、第3もしくは第4四半期の数字を見せるかを考える必要がある。第2四半期の数字はあまり良くなかった」と説明した。

ネイバーが7月に発表した第2四半期決算は、営業利益が前年同期比11.6%減の1672億ウォン(約1億4400万ドル)となり、市場予想を下回った。LINEの売上高は278億円(約2億2392万ドル)と、第1四半期の281億円から減少。広告販売が落ち込んだ。

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