生中継中に米記者2人射殺、人種差別に怒りか

元リポーターの容疑者は自殺

 8月26日、米バージニア州の商業施設で、地元テレビ局の女性リポーターが生中継でインタビューを行っていたところ、男が発砲し、リポーターとカメラマンの2人が死亡。写真はベスター・フラナガン容疑者。提供写真(2015年 ロイター/WDBJ7)

[モネータ(米バージニア州) 26日 ロイター] - 米バージニア州モネータの商業施設で26日、地元テレビ局の女性リポーターが生中継でインタビューを行っていたところ、男が発砲し、リポーターとカメラマンの2人が死亡した。男は犯行後に逃走、警察の追跡を受け、追い詰められたところで銃で自殺した。

男は中継を行っていたCBS系列のWDBJ7の元リポーターで黒人のベスター・フラナガン容疑者(41)。一方、死亡したのはいずれも白人で、リポーターのアリソン・パーカーさん(24)とカメラマンのアダム・ワードさん(27)。

インタビューを受けていた女性も負傷したが、容体は安定しているという。

フラナガン容疑者とみられる人物はソーシャルメディアに投稿し、テレビ局に不満を抱いていることを訴えていた。また、犯行の様子を容疑者自らが撮影したとみられる動画も投稿された。同容疑者は2年前に解雇されていた。

フラナガン容疑者は事件の2時間後、ABCテレビに23ページに及ぶファクスを送付。その中で6月に起きたサウスカロライナ州の黒人教会銃撃事件に言及し、「教会銃撃が転機となったが、私の怒りは着実に膨れ上がっていた」とし、黒人差別への報復が動機であることを示唆した。ABCテレビによると、同容疑者は勤務先で人種差別を受けていたと話したという。

今回の事件を受け、オバマ米大統領は犠牲者らに哀悼の意を表明。その上で、このような銃の暴力は「この国ではあまりにも多く起こっている」とコメント。「問題のある人物や銃を持つべきではない人物が、銃を手にしない社会を作るべきだ」と強調し、そのために米国はさらなる努力が必要だとの見方を示した。

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