「なんでもハラスメント時代」をどう生きるか

「○○ハラ」に翻弄されない、会社人の心得

上司として当然の指示にも「ハラスメント」と言われかねない時代です…(写真:ストリーム / PIXTA)

皆さんは平成元年の「新語・流行語大賞」で、「セクシュアル・ハラスメント」が新語部門の金賞を取ったことを覚えていますか?

あれから早くも27年。「セクハラ」「パワハラ」「モラハラ」が職場で起きる3大ハラスメントとして定着していますが、最近は「マタハラ」「スメハラ」「エイハラ」「ブラハラ」など、一瞬何のことかわからないようなハラスメントも続々と誕生している状況です。

「部下に何も言えない」を、どう解消する?

現在テレビ朝日系列で放送中のドラマ『エイジハラスメント』は、まさにそんな時代を象徴する内容になっています。武井咲さん演じる主人公は、総合商社の新入社員。彼女が配属された総務課には、日々、各部署の社員からハラスメント関連の相談が舞い込みます。

ドラマを見て、「そんなことまでハラスメントに?……ドラマだから多少大げさに描いているのかな」と思われた方がいるかもしれませんが、それは甘い考え。実際にあちこちの職場で『エイジハラスメント』に描かれているような「○○ハラ事件」は起きています。

そもそもハラスメントとはどんなことを指すのでしょう。例えば「頻繁に遅刻してくる職員をみんなの前で叱責した」というのは、ハラスメントでしょうか? 「みんなの前で」という部分に引っかかる方も多いと思いますが、通常、これはハラスメントにはなりません。

職場ルールを犯す職員に対して毅然とした態度で接することは、正当な指導であり、管理責任です。ただ、その叱責の中に「お前はクズだ!」など人格否定の文言が含まれたり、長時間にわたって拘束・叱責したりすると、ハラスメントに該当してくる場合があります。

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