ソーシャルメディアマーケティング最前線《下》--実践例に見るメディアごとの特性とブランディングに与えた影響

ソーシャルメディアマーケティング最前線《下》--実践例に見るメディアごとの特性とブランディングに与えた影響

今回は、前回ご紹介した協和発酵キリン「THUNDERBIRDS Lab.」プロジェクトが、同社のブランディングにもたらした影響を見ていきたいと思います。

協和発酵キリン「THUNDERBIRDS Lab.」は、40~50代男性ビジネスパーソンをターゲットに同社が研究開発に強みを持つ「抗体医薬」の認知率向上と、「抗体医薬に強みを持つ製薬会社である」との想起率向上を狙ったブランディング施策です。
 
 「楽しみながら抗体医薬を学べる」をコンセプトにしたオフィシャルサイトを中心にソーシャルメディア、ペイドメディアを利用したトリプルメディア戦略を敷き、幅広くリーチを図りました。

まず、各プロジェクトがもたらした結果を見ていきましょう。

【オフィシャルサイト】

オフィシャルサイトは、ターゲットの抗体医薬への理解を深める目的で設計し、サイトユニークユーザー数は、開設以来の累計で約50万に上りました。また「THUNDERBIRDS Lab.」で抗体医薬に関するレッスンとテストを受けて隊員になったユーザーの数は2011年10月現在で、3万5000人を超えています。

このオフィシャルサイトを中心に今回のプロジェクトを組んだわけですが、流入元サイトとしてはソーシャルメディアが大きな効果を発揮しました。流入元サイト別の滞在時間を比較すると、広告流入よりもソーシャルメディア経由での流入のほうが、圧倒的に滞在時間が長いことがわかったのです。
 
 これは、ソーシャルメディアでユーザーと密にコミュニケーションを図り、関係性を築けていたことによって、オフィシャルサイト誘引後も、自然とコンテンツに興味を持ってもらえたからと推測しています。

この結果から「抗体医薬の理解」という本来の目的に対しては、ソーシャルメディアが大きく貢献したことがわかります。

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