明快なCSRビジョンが社員のモチベーションを高める《組織・人を強くするCSR 第7回・最終回》

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今後の日本企業のCSR担当者は、マテリアリティを明確化し、何をゴールにCSRを行うのかを経営陣、社員に明確に提示することが求められるだろう。社員の支持が得られないCSR活動は、たとえCSR実施体制を強化しても持続性がない。
 
 冒頭の事例でもわかるように、CSR部門が提示するCSRのゴールに多くの社員が賛同すれば社員が主役のCSR活動が広がる。

これを上手に行うことができれば、CSRと事業戦略はまさに一体となり、社員を奮い立たせる活動につながるだろう。

(この連載はクレイグ・コンサルティングのコンサルタントが執筆しました)

株式会社クレイグ・コンサルティング
2004年設立。ISO26000対応などのCSRコンサルティングを中心に、経営戦略、M&A、事業再生、人事コンサルティングなど幅広い分野でのコンサルティングを手掛ける。 http://www.craig.co.jp/

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