あなたにも出来る!社労士合格体験記(第40回)--突然の激痛に、救急車で搬送

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 ところが、3日経過しても状況は変わりません。医師に相談すると、「心配しなくてもそのうちに溶けて出てきますよ。昔は縄跳びをして排出を促進したものです」といささか悠長です。「でも、仕事もあるのでこれ以上休めないのですが」と相談すると、衝撃波で砕く方法があるとのこと。その方法なら翌日には退院でき、翌々日からは仕事も始められるといいます。早速、紹介状を書いてもらって、「体外衝撃波結石破砕術」のできる板橋区の大和病院に転院することになりました。

中野区の病院からバス、JR、地下鉄と乗り継いで、妻が持ってきてくれたリュックを背負って移動する様は、まるでバックパック旅行をしているようで、治ったわけでもないのに思わず笑いが込み上げてきました。

常連にならないために

案内された病室には、これで施術3回目という、結石事情通の入院常連さんがいて、これからの手順を詳しく説明してくれました。意外に簡単なので安心しましたが、一度なると体質的に繰り返す人が多いと聞き心配も。それ以来、絶対再発は回避したいと、水分補給には神経を使っています。

施術した夜は激痛で、また痛み止めのお世話になりましたが、翌日退院。2~3日、血尿は続いたものの、翌々日から仕事に復帰することができました。

被保険者と被扶養者で給付の名前が違う

ところで、健康保険法では被保険者に関する保険給付として、私もお世話になった「療養の給付」「入院時食事療養費」などが規定されています。ただ、社労士試験では、被扶養者に関する給付の場合は、同じものが「家族療養費」と名前が変わることがよく問われるので気をつけてください。

「療養の給付」は「診察」のほかにも、「病院又は診療所への入院及びその療養に伴う世話その他の看護」が規定されています。この場合、70歳未満の被保険者の一部負担金は、原則3割です。

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