世界を水不足から救う?「黒ボール群」の正体

9600万個をロサンゼルスの貯水池に大量投入

ロサンゼルスにある貯水池で「大量の黒いボール」を流し込む作業が行われた。その意図とは?

日本でも大雨が降ったり、猛暑が続いたりと異常気象が観測されているが、北米大陸の異常気象も激しい。カリフォルニアは、ひどい干ばつに襲われているようだ。

そんな水不足が深刻化するなか、ロサンゼルス市水道電気局が貯水池の水を守るために、初の試みを敢行した。「大量の黒いボール」を貯水池に流したのである。

これはいったいどんな効果があるのか……? 

年間3億ガロンの蒸発をふせぐ

当記事はFUTURUS(運営:ターゲッティング)の提供記事です

ここは175エーカーの面積を持つロサンゼルスの貯水池。この貯水池は33億ガロンの水を貯めることができる。この量で、ロサンゼルス市全体の水を3週間分賄えるという。

そこに投入されたのは、計9600万個の黒い「日よけボール」だ。これによって毎年3億ガロン(約11億リットル)の水を守れるのだという。

プラスチック製の黒いボールは、貯水池の表面に浮かび、化学反応を引き起こす日光をふせぎ、鳥などの野生動物や、風雨によって運ばれてくる塵などから水を守る。そして蒸発を防ぐこともできる。

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