トヨタ、ロシア極東での生産を終了していた 

日本からの輸出に切り替え済み

 8月18日、トヨタ自動車は、ロシアの極東に位置するウラジオストクでの車両組み立て生産を6月下旬に終了したことを明らかにした。写真はロシアのサンクトペテルブルクにあるトヨタのショールーム。2013年9月撮影(2015年 ロイター/Alexander Demianchuk)

[東京 18日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は18日、ロシアの極東に位置するウラジオストクでの車両組み立て生産を6月下旬に終了したことを明らかにした。スポーツ用多目的車(SUV)1車種を生産していたが、ロシア経済の悪化に伴って自動車需要も減少しており、中長期的に事業面で採算が合わないと判断した。

生産はすでに日本からの輸出に切り替えている。

ロシアで販売するSUV「ランドクルーザー・プラド」は、同国自動車大手ソラーズ<SVAV.MM>と三井物産<8031.T>が折半出資した合弁会社ソラーズ・ブッサンの工場で2013年2月から生産し、累計生産台数は約2万9000台だった。現在は日本でランドクルーザー・プラドを手掛ける田原工場(愛知県田原市)からロシアに向けて輸出を始めている。

ロシアはウクライナ危機後、通貨のルーブル安などもあって景気が悪化しており、自動車需要も減少。トヨタのロシアでの販売は、昨年は前年比6%増の18万3000台だったが、今年1―7月の実績は前年同期比34%減の6万7000台で、ランドクルーザー・プラドは同27%減の6900台と落ち込んでいる。

ウラジオストクでの生産終了により、トヨタの現地生産は同国西部のサンクトペテルブルク工場だけとなる。同工場は現在、主力セダン「カムリ」を生産しており、16年からはSUV「RAV4」の生産も開始する予定。現在の同工場の生産能力は年5万台で、ロシア市場の先行きに懸念はあるが、計画通り、年内には倍増の10万台に引き上げる方針だ。

 

(白木真紀 取材協力:舩越みなみ)

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