日本のデザイン 美意識がつくる未来 原研哉著

日本のデザイン 美意識がつくる未来 原研哉著

ロックミュージシャンのミック・ジャガーに若さはすでにないが、多くの時間をロックスターとして生き抜いてきたことで強烈な存在感が醸成されている。著者は、高齢化社会を考えるとき、いつもこの人物を思い出し、一つの態度に回帰するという。そこに平衡や均衡への配慮はない。あるのは超然とした大人のプリンシパルである。

高齢化社会の日本では、能動性の根拠を若さや年齢に求めるのではなく、購買力や経験値、目利きや破格さなどに置けば、これまでとは別の能動性や市場を社会に喚起できると示唆する。

根本的な変更を迫られている日本にとって必要な「資源」は感受性であると、日本を代表するデザイナーが説く。

岩波新書 840円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
残業禁止時代<br>働き方改革のオモテと裏

労基署から是正勧告を受けたHIS、朝日新聞社。社員が過労自殺した電通。大手でも野放し状態の残業大国・日本。残業時間の上限規制が導入予定だが、ブラック職場は改善されるか。