官僚制批判の論理と心理 デモクラシーの友と敵 野口雅弘著

官僚制批判の論理と心理 デモクラシーの友と敵 野口雅弘著

質の高い社会保障のためには、それに伴うコストを引き受けなければならず、公務員組織の維持が不可欠だ。ところが近年の財政危機を背景に、官僚制に対する風当たりは強い。一連の官僚バッシング、政治家の「脱官僚」スローガンなどなど。つまり、この国は、福祉社会志向にもかかわらず、行政不信という矛盾状態に陥っているという。

なぜこのような事態に至ったのかを、政治学者である著者が、マックス・ウェーバーの官僚制論を現代社会に当てはめながら分析していく。

官僚機構の無駄や天下りなどは解決しなければならない問題だが、官僚への反感の裏に、新自由主義の志向する「小さな政府」への誘導なども読み取っている。

中公新書 777円

  

関連記事
Topic Board トピックボードAD
人気連載
Trend Library トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
トヨタの焦燥<br>トランプ 次世代車 ケイレツ<br> 3つの難題

エコカーの金看板「プリウス」に大逆風。トランプ大統領が「米国に工場作れ」と名指しで批判。アップル・グーグルが参入し、次世代車の開発競争激化。トヨタの変革は急ピッチで進む。