震災で離れ離れの家族を支援する事業が新たにスタート

震災で離れ離れの家族を支援する事業が新たにスタート

父親による子育てを支援するNPO法人ファザーリング・ジャパン(安藤哲也代表)は、東日本大震災をきっかけに離れて暮らさざるをえなくなった家族を支援するための新たな事業を、健康情報をインターネットを通じて提供するウェルスタイル(東京都、谷生芳彦社長)と連携して始める。両者は「震災分離家族ケアプロジェクト」を発足させることを10月11日の記者会見で明らかにした。

昨年6月に設立されたウェルスタイルは、親子間などで健康に関する情報をやりとりするパーソナル・ネットワーク・サービス「wellnote」を開発。100人にのぼる医師などの協力を得て、健康や医療に関する情報の提供を始めている。
 
 今回、ファザーリング・ジャパンと連携して、震災で分離された家族向けに健康情報の提供を開始する。ファザーリング・ジャパンは、Wellnoteを通じて被災家族からの子育て相談を受け付ける。

ファザーリング・ジャパンは福島第一原発事故で離れ離れになった家族への支援事業を新たに始めることも明らかにした。3月14日に設立した被災地の父親向けの「パパエイド募金」を通じて、2012年度から原発事故による分離家族が再開する際の旅費・交通費を援助する。「1人10万円で100人に援助することが私個人として掲げた目標だ」と安藤氏は話す。

ファザーリング・ジャパンでは、取り残された父親を元気づけるセミナーやイベントも定期的な開催を予定しており、11月18日には傾聴カウンセリングを行っている父親を講師とした震災分離家族向けのセミナーを東京都内で開催する。行政や企業、NPO法人などと連携して、震災分離家族のための総合的な支援ネットワーク作りも進めていく考えだ。

写真:震災分離家族を支援する新たな事業を発表する安藤哲也・ファザーリング・ジャパン代表(右)とウェルスタイルの谷生芳彦社長(10月11日)

(岡田 広行 =東洋経済オンライン)

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