ツイッター、時間外で株価が急落 月間ユーザー数の伸び鈍化を嫌気

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 7月28日の米株式市場引け後の時間外取引で、短文投稿サイトの米ツイッターの株価が11%以上下落した。写真はNY証券取引所に掲げられたツィッターのロゴ、2013年11月撮影(2015年 ロイター/Lucas Jackson)

[28日 ロイター] - 28日の米株式市場引け後の時間外取引で、短文投稿サイトの米ツイッター<TWTR.N>の株価が11%以上下落した。同社がこの日発表した第2・四半期決算で、月間アクティブユーザー数の伸びが2013年の上場以来の低い伸びを記録したことが嫌気されている。

ジャック・ドーシー暫定最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、月間ユーザー数の低い伸びについて「受け入れられない。われわれは満足していない」と述べた。

アンソニー・ノト最高財務責任者(CFO)は電話会議で「マスマーケット市場に到達し始めるまで月間アクティブユーザー数の持続的で意義のある伸びは見込んでいない」と発言。会社として、ツイッターを使う価値を伝えることや使い方を簡素化することに努めてこなかった、と述べた。

月間アクティブユーザー数は15%増の3億1600万人だった。

第2・四半期決算では売上高と調整後1株利益がそろって市場予想を上回ったほか、強気の売上高見通しが示されたが、ツイッターの成長可能性に注目する投資家の安心材料にはならなかった。

同社の株価は28日、5.3%高の36.54ドルで引けた後、時間外取引で11%以上下げ、32ドル付近となった。

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