【産業天気図・銀行業】メガバンクは高水準の利益が続く

2006年度のメガバンクグループの業績は、空前の好決算だった05年度に続き、高い利益水準が続こう。メガ3グループのうち、みずほフィナンシャルグループ<8411.東証>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.東証>の経常利益は増益の見込み。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)<8306.東証>も、わずかな減益ではあるが、1兆4300億円と高い利益水準が続く。
 業務粗利益の内訳を見ると、貸し出し額は反転しても金利ザヤが引き続き厳しく、資金利益は伸び悩む。しかし、リテールの投信、個人年金販売や法人向けのシンジケート・ローン、投資銀行業務など、非金利収支が好調を維持する見通しだ。
 経費率は三井住友FGが銀行単体ベースで39%というトップクラスの水準をキープするが、みずほFGは成長分野への戦略経費が650億円増加。MUFGも一時的統合コストがかさむ見通し。MUFG、みずほでは、前期に利益貢献した与信関係費用も今年度は本来のコストに戻る見通しだが、不良債権処理の終結効果が大きく、両グループとも7000億円台の高い当期純利益を確保しそうだ。
【山田徹也記者】


(株)東洋経済新報社 会社四季報速報プラス編集部

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