スイーツ真壁が惚れた「最強かき氷」の凄み 営業の合間にスイーツを楽しもう

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定番の「いちご」

まず、運ばれてきたかき氷は、定番の人気商品『いちご』850円。日光は松月の天然氷を使用したかき氷で、そのフワフワした食感が魅力だ。

「口へ入れた瞬間に溶けてなくなるこの食感、ほかにはねえよ。ソースだってすごい。イチゴをジャムのように煮詰めたソースと、果肉の食感が残るソースの2段構えになっているからな。とにかく丁寧に作ってあるんだよ」

そう言って、かき氷を口に含んだスイーツ真壁の顔面はたちまち崩壊。幸せそうな笑みがいっぱいに広がる。どうやら、われわれが普段食べるかき氷とはひと味もふた味も違うようだ。

続いて運ばれてきたのは、夏限定の『長野のあんずヨーグルト小サイズ』850円だ。

こうなるっ!

見た目にかわいいメニューだが、スイーツ真壁の手に掛れば、これが……こうなるッ☆!!

メニューが運ばれるなり、すぐさま喰らいつくスイーツ真壁!

「旨ぁーーーーーーーーぃッ☆↑↑」と大興奮。

「どちらかと言えば俺さまはヨーグルト派だ。濃厚でうまい。いや、待てよ、……あんずも良いな。おいっ、どっちもうめぇじゃねえか! 酸味が爽やかで夏っぽくて最高だ!」

確かに、夏限定メニューだけあって、暑さを忘れさせる爽快な味わいだ。しかし、こんなにおいしいかき氷、いったいどうやって作っているのだろう……?

溶けていく天然氷と濃厚ソースの最強タッグ!

店主の田中完児さん

スイーツ真壁が実力No.1と評する『和kitchen かんな』のかき氷。そのおいしさの秘密を店主の田中完児さんに伺った。

スイーツ真壁:気になるのはやっぱりこの天然氷なわけよ。なぜこんな食感になるんだ?

田中さん:一般的な氷は、48時間かけて12~13センチの厚さに凍らせます。しかし、天然氷は2~3週間かけてじっくり凍らせるため通常より固い氷となり、より薄く氷をカットできるので、独特のフワフワした食感が実現できます。

スイーツ真壁:なるほどな! しかし、わざわざ日光から取り寄せるなんて、こだわりがハンパじゃない。『あんずヨーグルト』もうまかった。あれは、氷が溶けることを考えて、ソースを濃厚に作ってあると見たが?

田中さん:そのとおりです! 溶けた氷とソースが口の中で丁度良いバランスになるよう、ソースの濃さを調整しています。それに、果物を使う場合は甘さに個体差が生じるので、ひとつずつ糖度計を使って調整し、つねにおいしいかき氷が食べられるようにしています。

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