BOPビジネス市場共創の戦略 スチュアート・L・ハート、テッド・ロンドン著/清川幸美訳

BOPビジネス市場共創の戦略 スチュアート・L・ハート、テッド・ロンドン著/清川幸美訳

昼間8時間ほど屋外に出しておくと、夜間8時間明るさを保つ「ソーラーランタン」が、アフリカで急速に普及している。米国の大学生が開発し、値段は10ドル。もともとは世界40億人の貧困層(BOP=Base Of the Pyramid)を狙った商品だったが、東日本大震災後の被災地でも利用され、条件次第では先進国でも有用なことがわかった。

しかし、このBOPビジネスの成功例はまださほど多くない。ボリュームゾーンとだけ見なして顧客の獲得を目指した企業の多くが苦戦し、完全に失敗した事例も少なくない。本書は、BOP概念そのものの提唱者が、この間の教訓とBOPビジネスのあるべき姿をまとめたものだ。

成功と失敗を分けた最大の教訓は「BOPとともに富を創造する」ことができたかどうかだという。インド農民の生活改善に役立つeチョーバルなどの実例を交えて、事業構築のロードマップと実践的な戦略を提示している。

英治出版 2310円

  

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
地震と原発災害<br>原発最後の選択

四国・伊方原発、北海道・泊原発の地震対策に学者から異議が相次ぐ。地震の揺れの過小評価や活断層の見落としだ。電力会社任せの対策は疑念がぬぐえない。検証方法の確立が待たれる。