仏教漢語50話 興膳宏著

仏教漢語50話 興膳宏著

何の気なしに使っている言葉が意外な来歴を持っていることがある。たとえば「玄関」。これは仏教用語で禅宗の経典でよく使われる言葉だという。そもそもは「奥深い関門」の意味で、唐の時代には現代のように「家屋の入り口」という具体的な場所を示す言葉としても使われるようになっていたらしい。

インドで起こった仏教は仏典の漢訳によって中国に広まり、やがて朝鮮半島や日本へと伝えられた。伝来の歴史の中で仏教に由来する数多くの漢語が生まれたが、今では仏教本来の意義から離れ日本語として定着しているものも多い。人間、愛、因縁、我慢、睡眠、道楽など、50の言葉を取り上げ、その語源や意味をやさしく解説する。

岩波新書 756円

  

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