(第72回)大学キャリアセンター/就職部の現状1

 

●東日本大震災の影響を強く受けたとの認識は低い

東日本大震災により大きく影響を受けたと感じている大学は11%と意外と低かった。大震災により、大手メーカー、総合商社、メガバンク、生損保、証券などが選考開始時期を5月や6月に変更したことで、昨年までとはまったく異なる状況を生み出したが、多くの大学にはそれほど大きな影響ではなかったようだ。

図表2:東日本大震災の影響

 

●小規模校では「卒業生OB・OG名簿の閲覧・紹介」が少ない

学生に対して実施している就職指導で最も多いのは、「一般的な講座、ガイダンス」と「個別相談・カウンセリング」。約97%であり、ほぼすべての大学が実施している。次に多いのは「卒業生OB・OG名簿の閲覧・紹介」と「能力試験対策」で約94%。続いて「エントリーシートの添削・指導」「自己分析・自己PRサポート」で約87%。続いて「適性検査対策」84%の順になる。

「マナー講座」は70%のキャリアセンターが実施しているが、「面接指導または模擬面接」と「業界研究・企業研究」は60%前後でやや少ない。

大学規模別で指導内容を見ると、1000人を境にして違いが見られる。いずれの項目でも「1~1000人以下」は「1001人以上」より少なく、特に「卒業生OB・OG名簿の閲覧・紹介」は「1001人以上」が60%を超えているのに対し、40%強と3分の2にとどまっている。小規模校なので、そもそも卒業生数が少なく、紹介しづらいという事情があるのかもしれない。

図表3:実施している就職指導

 

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