野菜がとれるファストフードはこれだ! 外食=不健康は過去のものに?

拡大
縮小
画像を拡大
※各社HPから抜粋、編集部作成 ※弁当や丼などのライスの量はすべて「普通」「並盛」の場合 ※一部取り扱いのない店舗あり

ホットペッパーグルメリサーチセンターが首都圏、関西、東海地方の男女約9千人を対象に行った「2014年度外食市場調査」によると、外食(夕方以降の店での食事)の頻度が最も高いのは40代男性で月に平均5.02回。

次に20代男性で5.01回、30代男性の4.93回と続く。女性も20代は4.84回と高い。

そんな外食やコンビニ食中心の生活で、どうやって健康になれるのか。佐々木さんは言う。

「栄養素の中でカロリーがあるのはたんぱく質、脂質、糖質。ダイエット中は摂取カロリーを減らすことが大切なので、これらのどれかを抑えるといい。野菜も必要ですが、取れないときは野菜ジュースを飲む。そんなちょっとしたことを毎日実行するだけで、カラダは変わります」

一日に必要な摂取カロリーは個人差があるが、体重を35~40倍した数字が目安。体重約70キロの男性ならば2800キロカロリー、約50キロの女性は2千キロカロリーほどといったところだ。やせたい場合は、ひとまず200キロカロリーを減らす意識が必要という。

問題は塩分。国が指導する一日8グラム未満を3食外食で守るのは難しい。

「まずは10グラム以下を目指す」が、現実的なようだ

ちなみに、佐々木さんの減塩の“裏技”は、ドレッシングなど成分表示がないものを選ぶとき、「トロッ」としているほうを選ぶこと。

たとえばノンオイルよりもサウザン、ウスターソースよりケチャップのほうが塩分は低いという。サラサラとした液体は食材に絡みにくいため、味を濃くする傾向があるとか。覚えておくと便利だ。

パスタにはサラダも

コンビニ業界の今のキーワードも「健康」だ。ローソンは13年、「マチの健康ステーション宣言」を打ち出した。

ファミリーマートは今年、「Fun&Fresh」をスローガンに掲げ、ヘルシーさを前面に出す。店内の陳列を見ると、昨年とは品ぞろえが一変。棚には野菜や総菜が増え、パスタサラダ、オクラをのせた豆腐など、健康に配慮した商品が並ぶ。

「以前は昼食におにぎりだけ買う方も少なくありませんでしたが、最近は一緒にサラダや総菜、ヨーグルトなど、サイドメニューも購入される方が多い」(広報担当の高岡夏さん)

買い合わせを促すように、弁当のサイズは少々小さくなった。ここ数年のヒット商品はといえば、カット野菜。レタスやキャベツなどが袋に入っていて、ドレッシングをかけて食べるビジネスパーソンも多い。客層は過去には7~8割が若い男性だったが、最近は男性6割、女性4割という。店のヘルシー度がアップした証しだろう。

次ページコンビニではここをチェック
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT