確かに、食べ過ぎは太る原因になりかねませんが、チョコレートは原材料のカカオに特有の「カカオポリフェノール」が含まれています。
これには血圧を下げる効果のほか、脳の神経栄養因子の血中濃度が上がって集中力が増し、学習能力や記憶力が高める効果のほか、善玉コレステロール値を上げメタボのリスクを下げる効果などが期待できます。なるべく「カカオ70%以上」など、含有量が高いものを選んでください。
ほかには、ブルーベリーやアサイーのアントシアニン、ゴマのゴマリグナン、大豆のイソフラボン、リンゴのリンゴポリフェノールにも、似たような効果が期待されます。また、クルミに多種類のポリフェノールが含まれていることもわかっており、植物の中でも群を抜いて抗酸化作用が高いことがわかっています。
コンビニで買える集中力アップ&健康アイテム
もちろん緑黄色野菜や色の濃い果物にも、多種類のポリフェノールが含まれていますが、今回は、あえてポリフェノールが摂取できる「おやつ・嗜好品」を選んでみました。
〈みわ子流、ポリフェノール摂取のためのコンビニアイテム!〉
●チョコレート系
カカオ70%以上のチョコレートが望ましいですが、苦くて食べられない場合は、なるべくビタータイプのものを選んでみましょう。またスイーツ好きの方は、クッキーやドーナツを選ぶ際、ココア味やチョコレート入りのものにすると、ポリフェノール摂取の効果を得やすいでしょう。
●飲料
コンビニのドリップコーヒーをはじめ、缶コーヒー、カフェチェーンや紅茶メーカーのチルドカップなどが勢ぞろいしています。飲料なら、野菜ジュース、色の濃いアサイーやマンゴーなどの紙パックドリンクもありますね。
●大豆製品
大豆イソフラボンはポリフェノール特有の働きだけでなく、精神を安定させてイライラ防止にも効果的なので、冷静に仕事をするには最適です。女性好みのクッキーやケーキタイプのものから、男性でも食べやすいソイバーやシリアルバータイプのもの、そして豆乳を使ったドリンクシリーズなども見つけられるでしょう。
●ナッツ類
おつまみコーナーの各種ナッツ類はもちろん、よく観察するとシリアルバーやお菓子類、ドリンク類にもナッツが含まれているので、探してみましょう。
自炊が習慣付けられない人は、毎日野菜や果物を摂取できるとは限りません。そんなときには、仕事の合間の一息タイムに、ポリフェノール入りの嗜好品をうまく取り入れてみてください。その後の仕事の効率や、長い目で見た健康維持に役立つでしょう。
ただ、繰り返しになりますが、チョコレート類や飲料には糖分・脂肪分が高い商品も多いため、摂りすぎには注意が必要です。上手に付き合って、ポリフェノールパワーをチャージしましょう!
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まるた みわこ / Maruta Miwako
美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。
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