ギリシャ、「一時的なユーロ圏離脱」か ドイツ政府が債務減免の手法を提案

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文書は、ギリシャが議会の支持を得て「迅速かつ大幅に」改革案を改善させるためにできることを列挙。独立した信託会社に国有企業や資産を移管しその売却益を債務返済に充てること、欧州委員会の監督の下で行政改革を進めること、財政赤字削減が目標に届かなかった場合に自動的な歳出削減を発動するため法を整備することを提案している。

ユーロ圏内では債務減免はできない

その上で、信頼性のある改革案がなければ「ギリシャは一時的なユーロ圏離脱に関して迅速に協議の機会が与えられ、少なくとも今後5年間にわたって必要であればパリクラブ(主要債権国会議)のような形で債務再編が可能になる」とした。パリクラブはソブリン債務の再編を行うフォーラム。

ショイブレ財務相は10日、ギリシャは債務のヘアカット(元本削減)が必要だが、ユーロ圏内では違法になると指摘していた。

文書はまた、ギリシャがユーロ圏を一時的に離脱しても欧州連合(EU)にとどまり、技術・人道的支援を受けられるとしている。

あるEU当局者は一時的なユーロ圏離脱について、これまでにも浮上した案で、法的かつ経済的に機能しないとして拒否されたと述べ、否定的な見方を示した。

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