アスベスト 広がる被害 大島秀利著

アスベスト 広がる被害 大島秀利著

6年ほど前、兵庫県尼崎の旧水道管工場周辺で200人以上の中皮腫での死亡が発覚、あらためて震撼させたアスベスト公害。事件自体は終息したかにも見えるが、報道を手掛けた新聞記者である著者は、その根深さを告発する。

難燃性などから「奇跡の鉱物」と呼ばれたアスベストは、粉じんを吸った数十年後、罹患する人が多出する。東日本大震災での粉じん飛散が懸念されるうえ、2020年前後に全国で老朽建物の解体工事が集中し、アスベスト建材の粉じんが飛び散る「第2波問題」が起こりうるという。現在でも規制は甘く、飛散防止措置を怠った解体工事が横行。力尽き他界した被害者はこう言い残す。「被害は現在進行形で進んでいます」と。

岩波新書 798円

  

関連記事
Topic Board トピックボードAD
人気連載
Trend Library トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
カカクコム<br>優良児のつまずき

食べログ、価格.comを運営するカカクコム。営業利益率は50%近い超優良児だ。今年2月に上場来初の業績下方修正を発表し、株価は低迷。クチコミビジネスが直面する課題に迫る。