世界へ挑むゴルフの原点は、闘争心と好奇心

好奇心という電車に乗って50年

人のことを「好奇心という電車に乗って」とかタイトルをつけているけど、カメラマンの卓ちゃんこそ「好奇心の塊」だね。この7月は全英オープンの月、それもゴルフの聖地セントアンドリュースでの開催。また、そこでも会うことになるんでしょう。

古い話になりますが1977年、スコットランド・ターンベリーの全英オープンで、トム・ワトソンがジャック・ニクラウスを破って優勝。みんながワトソンを新帝王と呼ぶようになった試合です。その試合に、私も出場してましてね。

当時は土曜日も予選ラインがあって、1打差で予選落ち、その悔しさを胸に翌日のジャックとワトソンの優勝争いを観戦。「来年は、最終日に優勝争いするぞ」と闘争心に火がついたんですね。

風とお友達になる訓練

ついでに好奇心にも火がついて「来年の開催コースはどこ?」「ここから数時間、セントアンドリュースだよ」。じゃ、コースを見て日本に帰ろうってことになり、最初に見て感じたのは、日本の河川敷のコースに似てるってことですよ。それぞれのホールが隣り合わせに並び、そこには海風を遮る障害物がないから風は自由気ままに吹きまくっている。

そして翌年、全英を前に練習コースに選んだのは、TBS越谷や錦ヶ原の河川敷。タップリと時間をかけての風対策、高い球、低い球をコントロール、風とお友達になる訓練ですよ。そして臨んだセントアンドリュースの全英オープンは、初日、2日目がトップで最終7位。「闘争心と好奇心」が本格的に世界に飛び出す大きなきっかけとなったんですね。

週刊東洋経済 7月11日号

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