チョコの「ドカ食い」が秘める意外な健康効果

心臓疾患のリスク低減を示す調査結果が

チョコレートの新たな健康効果が明らかに?(写真:kash*/PIXTA)

大手メーカーは、原料のカカオ豆の価格高騰を理由にチョコレート製品の価格を引き上げにかかっている。チョコレート好きにとっては残念な話だが、その一方でうれしい話題も。

活性酸素を抑える働きがあるカカオポリフェノールを含むなど、健康効果も取り沙汰されるチョコレートだが、このほどチョコの消費と体に関する新たな研究が発表された。

医学誌『Heart』に掲載された論文によると、毎日100グラム以上のチョコ摂取は、心臓病や心臓発作のリスク低下につながるという。

世界最大級の調査結果を利用

当記事はFUTURUS(運営:ターゲッティング)の提供記事です

論文の執筆者たちは、世界最大のコホート(特定の集団を対象として長期的に経過を追跡する分析疫学研究)のひとつ「European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition(EPIC)」から、英ノーフォークで行われた、日常の食事の健康へのインパクトについての調査結果を用いた。

このノーフォークEPICでは、2万5000人の男女を対象に、食事摂取頻度やライフスタイルのアンケートを実施している。論文執筆にあたっては、併せてチョコレートと心血管疾患の関連について、国際的に公表されている利用可能なエビデンスの幅広いレビューも行ったという。

EPICの調査では、約20%がチョコを食べないと回答したものの、それ以外では平均で1日7グラム、人によっては100グラム以上のチョコを食べていたという。高い消費量レベルは若い年齢、低い肥満度・ウェスト(心血管疾患のリスク予測の前兆となる諸々の指標を含む)と関連付けられた。

また、より多くのチョコ摂取は、多くのエネルギー摂取量、多くの脂肪や炭水化物を含む食事、少ないタンパク質やアルコールとも関係していたそうだ。

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